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膵臓の働き・膵臓の病気

膵臓がどのような働きをしているのか?膵臓におこる病気にはどのようなものがあるのか?など膵臓について詳しく解説します。

   

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膵臓がんは難治がん

膵臓がんはその名の通り膵臓にがん細胞(悪性腫瘍)ができる病気です。
膵臓でつくられる消化液「膵液」を十二指腸へと送るための通路を膵管といいますが、膵臓がんの約95%はこの膵管の上皮にできるため、通常、膵臓がんといえば膵管がんのことをいいます。
ちなみに、残りの約5%はインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する内分泌細胞にできるがんで、膵内分泌腫瘍と呼ばれています。
日本におけるがんによる死亡原因では、膵臓がんは肺がん、胃がん、肝臓がん、結腸がん、に次いで5番目ではありますが、年々増加傾向にあります。
膵臓癌が起こるメカニズムはまだ解明されていませんが、脂肪分の多い食事や、飲酒、喫煙、糖尿病、膵炎などと関係があるといわれています。


膵臓がんの発生部位

膵臓がん

膵臓は膵頭部、膵体部、膵尾部の3つに分けられていて、膵臓がんの多くは膵頭部で発生します。
がんというのは、何らかの刺激によって細胞が突然変異することで発生しますので、総胆管が合流して胆汁が流れ込み、十二指腸への出口があってたくさんの物質と接する膵頭部は、たくさんの刺激を受けるために、がんがこの部位で発生しやすいと思われます。
 


膵臓がんの症状

膵臓がんは、初期の段階ではほとんど症状が現れません。
なんとなくお腹や背中の周辺に痛みや重苦しい感じがあり、食欲不振、体重減少などを伴いますが、これらの症状はほかの消化器系の病気でもあらわれる一般的な症状ですので、これをもって膵臓がんと診断するのは困難なため、膵臓がんの発見の遅れにつながります。
また、膵管が十二指腸につながる出口付近では、胆嚢から分泌される胆汁の通路である総胆管が合流しているのですが、この付近で悪性腫瘍ができて総胆管が圧迫されて塞がれてしまうと、胆汁の流れが滞ってしまいます。
そうすると、胆汁に含まれるビリルビンという黄色い色素成分が皮膚や粘膜に沈着して、体が黄色く染まってみえる黄疸という症状が現れます。


膵臓がんの特徴

膵臓がんの特徴として、早期発見が難しいことが挙げられます。
というのも、膵臓がんは、腫瘍が大きくなるまで膵臓がんと特定できるような特徴のある症状が現れないからです。
ですから、膵臓がんが発見されたときには約80%の患者で肝臓や肺、リンパ節などに腫瘍が転移しているのです。
また、膵臓は胃や腸、肝臓、胆嚢、脾臓などの臓器囲まれているため、超音波検査をしてもなかなか見つけることができないという特徴もあります。
また、他のがんに比べて膵臓がんの発生率が低かったこともあり、膵臓がんに対する研究結果が少なく、膵臓がんのリスク要因として因果関係が確立されている喫煙だけというのが現状です。

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プロフィール

会社名:
増田製薬株式会社
自己紹介:
奈良県橿原市川西町429

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